2021.03.05

ワクチン戦争補足

本当は「今のままの継続なら緊急事態宣言を延長する意味はない」という文章を書くはずだったのだが、前回の文章が長くて分かりづらかったので追補します。
こちらを読んでから再度前の「ワクチン戦争ホームビデオ戦争」を読み直してください。
他のワクチンもあるなか、2大ワクチンとしてファイザー社製とロシア製ワクチンを昔のβ対VHSになぞらえ対比しました。ファイザーはアメリカが国費(とんでもないくらい大金)をつぎ込み作ったため秘密主義に走った。秘密保持のため自社工場(アメリカとベルギー)以外で今後も作らないだろう。生産量は限られていてアメリカとヨーロッパの需要さえままならない。日本にはこれからも雀の涙の量しか来ない。下手するとそれさえも来なくなる可能性がある。ファイザー社から日本へ予定数のワクチンが届くと思っているお人よしが官邸に沢山いる。
何事も札束で解決しようとしてきた前内閣のメンバーが揃っているから今回も金を払えば済むと思っているのだろう。ファイザー社の立場は「アメリカ国内向けに作っていれば大統領をはじめアメリカ国民に対する義務を果たせているから他国など後まわしで良い」ということに気づいていない。
自分で汗をかく習慣のない官邸の人たちはこれだから困る。昨年なかなかマスクが手に入らなかったことを忘れたか。アベノマスクはマスクのうちに入らないし、ガーゼにヒモをつけただけのものを作るのさえ金で解決しようとした。あの時は国が日本全国各地の工場を一時的に借り受けて国産マスクを大量生産すべきだった。実行に移すとしたら決めることは沢山あり、各部署に打診、生産を軌道に乗せる調整は大変だっただろう。
官邸が汗をかいて仕事をするというのはこういうことなんです。リーダーシップが必要だったことでしょう。当時のA首相にリーダーシップがなかったことは皆さん知っていると思いますが現在の方も...
もう一方のロシアワクチンも巨額の開発費はかかったのだろうが、(ワクチン)戦争において数や量が大事だと分かっているのでライセンス生産を開始し、他国の工場で生産したワクチンを生産国以外にどんどん輸出し金と恩を売っている。数ではファイザー社を圧勝しています。
繰り返します。ファイザーワクチンが今迄より多く来ることはありません。EUの状況によっては来なくなります。他人(ファイザー社)任せだから官邸は予想できない。目の前にある危機とは「ワクチンが来なくなる可能性がある」という意味です。
今からでも、今日からでも国産ワクチンを開発するのに大金(国税)を注ぎ込まなければなりません。
GOTOの為の予算がとっておいてあるのだから、それをワクチン開発に回し足りなければさらに追加しても開発しなければなりません。
ファイザー社ワクチンを使いながらの治験のやり方を検討し専門家を集め最短で治験を終了できるよう薬事審議会を含め各省庁に指示しなければなりません。治験中にも製造方法の見直しや工場の借り受け原料の確保など、することは沢山あります。仕事をしてください。現在国政に携わる人たちで仕事をしていると胸を張って言える人がどれだけいるのでしょうか。