2021.05.30

日曜日の夜は気楽に4

5月29日横浜市の大規模接種会場へ当番で行ってきました。
政府から各自治体へ丸投げしたので、ワクチン接種は各自治体の独自のやり方になっています。
当院の所属する横浜市中区はどのようなやり方であったのか?
私が行った会場は「中スポーツセンター」です。
1階が受付になっていて、接種会場は2階(普段言っている2ndFloorではないよ)です。
2階がバスケットコート2面分以上の広さがあり、入口のところはオープンスペースです。
2階では、まず事務担当者が最初に予診票のチェックをします。
そして案内係に誘導され、区切ったスペースの私たち医師のところへ案内されます。
そこで既往症、服用薬の確認を医師がします。そして注射するしないを判断し、
アレルギーの既往を確認し注射後に待機する時間を15分にするか30分にするか決めます。
そこを通り抜けて案内係が区切られた注射の場所に誘導します。
横浜市中区の場合、大規模会場では医師は注射しません。
中区では全て看護婦さんが注射します。
注射が終わるとオープンスペースの待機場所に移動してもらい、
そこで指定の時間座って様子を見て異常がなければ帰宅するという手順です。
付き添い可です。中には2名付き添いの人もいました。
付き添いはワクチン接種対象者と最初から最後まで一緒に移動します。
この日の予約があって来なかった人は1名だけだったそうです。
このように政府は各自治体に丸投げしたので横浜市の特徴が表れたのでしょう。
おそらく都市部では看護婦さんの数が多く注射する担当に回る確率が高いのでしょう。
地方では医師も看護婦さんも少ないので、医師も看護婦さんも注射担当になるのだろうと思います。
政府は歯科医師だけでは足りず今度は検査技師、獣医師まで動員しようとしているが、
彼らはすでに自分の仕事で忙しいのではありませんか。
注射するうち手をもっと増やすには、現役引退している元看護婦さんに
またカムバックしてもらうのが早道だと思います。

いずれにせよ、急にたくさんワクチンが届いたのでGASUやK野大臣は安心し、
次に起こることを予想していなかったのでしょう。
つまり接種会場や注射担当者が足りなくなるという予測がつかなかったのでしょう。
また、つい先日になって国産ワクチンに対し予算をつけると言い出しましたね。1年以上遅い。
周回遅れという言葉をよく聞きます。それでもやっと必要性に気づいたのは進歩か。
1年近く前に政府は何をしていたか。オリンピックを1年延ばしたくせに
GOTOトラベルキャンペーンで浮かれていましたね。
その予算を国産ワクチンにつけて開発できていたら、先進国で下位ではなく
接種率はかなり高くなっていたのではないでしょうか。

この曲はプロジェクトXの主題歌です。 次のシリーズは毎火曜日公開します。
風邪の中のコロナ
裸の王様のGASU
ワクチンは何処へ行った 注射数が増えることもなく
医療従事者にうち始め
やっと50%を超えた
重症担当者全員 まだうち終わっていない
日本にあるワクチンを誰も把握していない
GASUは数だけ見てる
つばめよ高い空から教えてよ ワクチンの場所を
つばめよワクチン保管場所は今 何処にあるのだろう

日本で最も多いファイザー
大規模会場のモデルナ
みんな何処へ行った 突然沢山入ってきて
数だけ増えて 使われる日を待ってる
人は予約電話ばかりかける
何回も何回も電話しても つながらない
インターネットも画面進まない 予約はどうやったらとれるの

病院医院のワクチンとりよせ 複雑怪奇で大変
インターネットでワクチン請求
風邪の中のコロナ
裸の王様のGASU
みんな何処へ行った ワクチンだけが最後ののぞみ
つばめよ高い空から教えてよ ワクチン接種場所を
どうすれば接種率が上がるの 問題は何処にあるの